日本でのお仏壇の始まりは、約1300年程前の天武天皇の時代と言われています。
この天武天皇の命が出された日、三月二十七日は「仏壇の日」とされています。
その当時は貴族や役人などごく一部だけが祀っていました。
鎌倉時代には禅僧達によって中国の祭具であったお位牌が日本に伝わりました。
その後、室町時代には浄土真宗の蓮如上人が多くの人に、お仏壇を持つことを勧めたため、お仏壇が貴族や武家に広がりました。
この時代に「床の間」が作られるようになり、仏画を掛けたり、仏具を置いて礼拝するようになりました。
江戸時代に入り、全国的に庶民がお仏壇をお祀りするようになりました。
仏壇と先祖信仰などが強く結びつくようになったのは江戸幕府の宗教政策であった、檀家制度の影響が強いと言われています。
このように現在のお仏壇へとつながっています。
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